博士号取得を目指す50歳以上の方を支援
当財団は、博士号取得を目指す50歳以上の方に向けた支援事業を、2011(平成23)年度より行っています。独創的で社会的に意義のある研究に取り組んでいる、博士論文を執筆中あるいは提出が予定されている50歳以上の方が対象です。理系・文系を問いません。皆様からの積極的なご応募をお待ちしております。
なぜ50歳以上なのか
この賞は、当財団の元理事長松田妙子が、1999(平成11)年に71歳で博士号を取得した自身の経験を元に発案されました。高齢化社会が進み、博士号に挑戦する社会人も増えています。しかし松田妙子は、社会人を対象とした奨学金が少ない現実を知り、ならば自身が支援しようと決意しました。そのため当初から「50歳以上」としています。
2025(令和7)年度 募集は終了しました
博士号取得者インタビュー
博士号取得助成金授与
2023年9月
鳥取大学博士号(工学)取得
中山 昭二さん (取得時66歳)
【論文テーマ】
道路橋鉄筋コンクリート床版の内部水平ひび割れ検出法の開発に関する研究
博士号取得助成金授与
2024年3月
東京大学博士号(工学)取得
関口 浩さん(取得時69歳)
【論文テーマ】
重畳 音声分離における音声特徴量スパース性の寄与に関する研究
博士号取得助成金授与
2023年3月
国際医療福祉大学博士号(臨床心理学)取得
平岡 さゆりさん(取得時53歳)
【論文テーマ】
遺伝性腫瘍とともに生きる患者とその家族の疾患受容プロセスと支援に関する質的研究
当財団の博士号取得支援事業に採用され、博士号を取得された方々をご紹介します。
(掲載の所属・研究テーマは、当事業応募時のものです。)
2025(令和7)年度
博士号取得支援者決定!


前列左から 川村氏、中村氏、山上氏、山口氏、都賀氏、庄司氏
2025年度・博士号取得支援事業合格者の選考決定証授与式が、2026年3月13日に開催され、張競選考委員長から選考決定証と研究助成金の目録が授与された。
本年度は事業開始以来最多の185名の応募があり、研究水準の高い応募者が多かったことから、最終的な支援合格者も最多に並ぶ12名となった。本事業を開始した2011年度からの通算合格者は118名となった。合格者数が多いこともあり、財団事務所と同じ東京・虎ノ門にある霞が関コモンゲート西館の霞山会館にて行われた。
当日は、東北、関東、北陸、近畿、中国と日本各地からキリッと引き締まった支援合格者が集った。年齢は50歳〜71歳。研究分野も多岐に渡っており、皆さんが晴れて博士号を取得され、GLLC博士の会にもご参加いただける日が来ることが楽しみだ。
合格者と研究テーマ
- 足立 陽子(54歳)
- 「環境制御による花きの高品質・安定生産技術の開発」
- 岩城 尚子(55歳)
- 「紛争解決手続きにおける心理学の知見の活用の可能性について
—子どもの監護権をめぐる紛争における父母の心理的体験に着目して—」 - 笠井 正志(53歳)
- 「GBS感染症による死産・新生児死亡/後遺症者数削減に向けた国内初の全国ゲノム疫学研究
—開発中妊婦 GBSワクチンの日本におけるカバー率およびGBS伝播様式の解明へ—」 - 川村 法靖(63歳)
- 「伝統木造建築物の篏合型接合部を対象とした有限要素解析に関する研究」
- 窪田 顕子(55歳)
- 「アニサキス主要アレルゲンの条件依存的分泌・発現メカニズムの解析」
- 堺 淳夫(67歳)
- 「低温条件における土のせん断強度特性からみた氷期・間氷期サイクルによる高標高斜面の挙動
—巨大堰止湖はなぜ氷期に形成されたのか—」 - 佐野 一郎(56歳)
- 「DTB技術による、高歩留まりな半導体チップレット集積技術の確立」
- 庄司 保子(50歳)
- 「思春期女子のやせ願望に関連する心理社会的因子の検討」
- 都賀 城太郎(71歳)
- 「19世紀ドイツ語圏における軍楽及び民間吹奏楽と近代日本の吹奏楽形成過程の研究
—お雇い外国人フランツ・エッケルトによる作品の楽譜復元と楽曲分析を中心に」 - 中村 吉雄(53歳)
- 「AIを活用した音声型安否確認システムを用いた、住民ニーズにマッチした避難及び安否情報の伝達方法についての検討。」
- 山口 崇臣(51歳)
- 「「在宅での医薬品適正使用に関する標準的多職種連携モデル」の構築とその評価に関する研究」
- 山上 紀子(55歳)
- 「オディロン・ルドン芸術の起源と生成 ——自然・文学・社会・物質——」
*敬称略
*五十音順、年齢は申請時
*支援合格者各位のインタビューは追って掲載します。
選考の言葉
選考委員長 張 競 明治大学名誉教授/博士(学術)
本財団の博士号取得支援事業第16回の募集は昨年の年末に締め切られ、185名の応募がありました。第一次選考では18名の候補者が選出され、2月19日、第二次選考は対面とオンラインの同時併用で行われました。最終選考の結果、12名の合格が決定されました。
3月13日、霞山会館において授与式が行われ、出席した合格者の一人一人に授与証書と目録が手渡されました。
今年も優秀な応募者が多く、とくに第二次選考の合格者の研究水準が高く、全国トップレベルの研究も複数ありました。採用枠を大幅に上げたにもかかわらず、最終合格者の詮衡は例年以上に難しいものがありました。惜しくも選に漏れた方は来年以降もご応募くださるよう心待ちしています。
めでたく採用された方々はこの機会を大切にし、博士号の取得を目指していっそう精進していただきたいと思います。そして、学位取得後も新しい目標を目指して生涯学習を続けてください。
皆さんのご活躍を支援し、生涯学習を一層推進するために、選考委員一同は皆さんとともに、本事業のますますの発展のために今後も微力を尽くしたいと思います。
2025(令和7)年度 募集は終了しました
*「研究テーマ」は応募時のもので、「論文テーマ」は博士号取得時のものです。
博士号取得支援 アーカイブ
- 2024年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー
- 2023年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー
- 2022年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー
- 2021年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー(PDF)
- 2020年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー(PDF)
- 2019年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー(PDF)
- 2018年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー(PDF)
- 2017年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー(PDF)
- 2016年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー(PDF)
- 2015年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー(PDF)
- 2014年度 博士号取得支援授与式レポート・インタビュー(PDF)

