生涯学習情報誌
助成金支給
助成金支援事業は、生涯学習を推進するための研究・調査を援助するものです。この事業に採用された団体や個人の方の活動をご紹介します。
木村浩子氏
盆栽は海外でも「Bonsai」で通じるほど、日本が誇るべき伝統文化として認知されている一方、国内の盆栽を取り巻く環境は他の伝統芸能などと同様、継承の危機にある。そんな状況を改善するべく、現代に合った情報発信や交流による盆栽ファン拡大に取り組む。【2022年8月号】
山口揚平氏
激動している現代社会では、仕事をするための実践的な知識やスキルを、いつでも学び直せ、職務能力を向上できるような環境整備が必要ではないだろうか。そこで山口さんは、シンガポールの公的なWSQ(労働者技能資格)を参考に、「日本版WSQ プラットフォーム」の実現に向けて活動を行っている。【2021年10月号】
森田佐知子氏
自身の就業経験をきっかけに生涯学習を研究するため大学院に進学した森田氏。生涯学習先進国の北欧に出向き調査した。スウェーデンでは大学がキャリアカウンセラーを育成し、博士課程まである。その充実した対応を論文にまとめた。【2020年7月号】
奥四万十山の暮らし調査団
地名はその土地の歴史や文化の象徴だが、合併などで失われつつある。「奥四万十山の暮らし調査団」は、そうした地名を高齢者から聴き取り、後世に伝える貴重な資料として本にまとめ、webでも情報を発信している。【2020年6月号】
入江恵氏
入江恵さんは、超高齢化社会になりつつある日本で、高齢者が外国語を学ぶ理由を、臨床心理学などで用いられてきた質的調査法Life Story Narrative分析を用いて調査している。その研究報告会が2019年5月に行われた。【2019年6月号】
ワザノワ会議準備室
日本とフランスは、ともに伝統文化を尊び、人間国宝(フランスではメートル・ダール)の制度がある。ワザノワ会議準備室は、そうしたフランスの“国宝”作家を有田に招き、共演展示やワークショップを開催。国境を越えた芸術祭を実現した。【2019年4月号】
一般社団法人 日本英語交流連盟
日本人が英語で対話し、交渉できるよう、大学対抗ディベートや企業研修を実施している当連盟の、2017年に開催された20周年記念公開シンポジウム『英語を使い世界に活路を開く』の様子を報告する。【2018年12月号】
すこやかネット研究会
大阪府の事業「すこやかネット」は、教育に関する課題を学校・地域・家庭が共有し、問題解決に向けた取り組みを行う仕組みだ。この「すこやかネット」を支援するための民間評価機関が「すこやかネット研究会」だ。【2018年3月号】
技collection
器をメインに、日本の伝統工芸品や職人の思いを未来に繋いでいくための活動をしている非営利団体、技collection。2016年11月末にパリで開催された展覧会では、花をテーマに着物、書、器を紹介した。【2017年3月号】
考古学者 ニコラス・リーヴス氏
リーヴス氏は古代エジプト史の研究家で、ツタンカーメンの義母、王妃ネフェルティティの墓の在処を自らの仮説に基づき推測。現地に赴いて行われた調査の成果は、ナショナルジオグラフィックも注目している。【2016年1月号】