コラム

クロコ世界ツアー再開、来年は日本にもぜひ!

毎年恒例だったハーバード大学の男声アカペラ合唱団 “クロコディロス” の世界ツアー。コロナ禍のためここ2年は中止されていましたが、今年やっと再開されることになりました。すでに5月27日、米国・カリフォルニアを皮切りに五大陸の約20か国、12週間のツアーに出発しました。クロコディロスは財団と前理事長が1987年から日本ツアーを後援してきました。

クロコOBの話では、2年のブランクの間に以前の訪問先と連絡が途絶えてしまい、新たに発掘しなくてはいけない厳しい状況だったとのこと。そのため今年のGM(General Manager)は、新しい訪問先を開拓するため、すべての国の大使館あてに手紙を書きました。自分たちから売り込みをしてみたのです。その結果、過去に行けなかったいくつもの国からオファーがあったのだそうです。

今回のツアーでも多様な公演を行い、どこも大人気のようです。コンサートホールはもちろん、大使館や学校、病院で子供たちと交流をしたり、テレビ出演してインタビューを受けたりもしています。まだツアー開始1か月ですが、すでに盛り沢山の経験ができていると、メンバーからの知らせがありました。

特に印象深かったのは、2019年にマグニチュード6.4の地震があった南東欧のアルバニア。代表的な遺跡であるドュレス城の修復が最近完了し、そこでコンサートができたこと。バングラデシュの首都ダッカの音楽学校では、学生や現地の音楽家とお互いの曲を紹介しあい、文化交流ができたこと、等々。

もちろん公演の合間に楽しむことも大好きな彼ら。メンバーがモーリシャスの海に飛び込む映像もしっかり送られてきました!!

まだ始まったばかりだというのに、メールを読むと、ハプニングも含め今後どんな体験があるのか、こちらも聞くのがとても楽しみになりました。

夏のツアーは8月末まで続きます。各国での動向にご興味がある読者はぜひ彼らのWebサイトを訪ねてみてください!
https://www.kroks.com/2022-summer-tour

以下は送られてきた写真です。

タイでのステージ
モーリシャスの学校で子どもたちと交流
バングラディシュ、オーストラリア、モーリシャスではテレビ出演も
メルボルンの病院でのパフォーマンス
観光中のメンバー(シンガポール、タイ)

来年はぜひ日本ツアーを実現したいと思っております!

[佐藤梨奈]