コラム

クロコディロス2025日本公演

ハーバード大学男声ア・カペラ合唱団
クロコディロス2025日本公演

2025年6月6日〜12日

ハーバード大学現役学生による男声ア・カペラグループ「クロコディロス」。毎年夏に行われる彼らの世界ツアーは、5大陸20か国以上。その日本公演を、当財団は後援しています。2025年は6月1日に台湾から始まり、6月6日に来日。財団とつながりの深い3つのステージを取材しました。

東京英和女学院コンサート

6月7日(土)、東京・港区の東洋英和女学院講堂にて開催されたコンサート。いつも通りの美しいコーラスあり、今年ならでは個性が味わえるソロパートあり、アクションあり。学院の現役生徒や父兄・OGら、300人を超える観客から1曲終わるごとに大きな拍手が起きました。

幕間には来場者から募った質問にメンバーが答える、がありました。最も多かった質問は、「どうやったらハーバード大学の学生になれるのか?」。メンバーの答えは、「数学オリンピックに出場するような頭の良さだと思われがちだけど、そうじゃない。自分の好きなこと、やりたいことにどれだけ真剣に取り組んで、より深めていけるか。そして、それを熱く伝えること」だそうです。今年のメンバー12人のうち4人は留学生でした。日本の若者ももっともっと挑戦してほしいですね。

コンサート終了後、時間調整も兼ねて、スタッフ・関係者に向けたお礼のステージが行われました。想定外の彼らのそういう心遣いが、とてもうれしく、特別感に浸りました。

。MCは学院卒業生の彦谷貴子さんで、2014年に防衛大学校での2000人コンサートをコーディネートしてくださった方
スタッフ・関係者に向けてサプライズステージ

財団理事長・佐藤玖美主催パーティー

同日夕刻には、当財団理事長・佐藤玖美の自宅にて、助成金の授与と歓迎パーティーが行われました。パーティーに先立ち、後援への感謝を表して数曲披露してくれました。当財団の元理事長・松田妙子が1980年代よりクロコディロスと交流を続け、1994年には名誉会員に選ばれました。松田妙子の娘である現理事長・佐藤玖美と顧問・佐藤梨奈も名誉会員を引き継いでいます。そして、クロコディロスは来年80周年。3月にボストンで予定されている記念コンサートも楽しみです。

財団協賛会員 コーチ・エイ 主催コンサート

6月11日(水)の夕刻は、財団協賛会員である株式会社コーチ・エイ主催のコンサートが、イタリア文化会館アニェッリホールにて開催されました。コンサート終了後は、恒例の交流パーティーが、クロコディロスメンバーも参加して行われました。コーチ・エイは2010年からクロコディロスコンサートを主催され、お客様や社員様のエンゲージメント向上に役立てておられます。

実はこの日はめずらしく、11名編成によるステージで、理由は、英国出身のメンバーが兄弟の結婚式に参加するため。ジャズの名曲「テイク・ファイブ」のリズム担当という重要な役割を担うメンバーでしたが、観客席からは気づかない見事なカバーで歌い切りました。今年のCDはすでに売り切れてしまい残念でしたが、公式Tシャツは販売され、多くの来場者が買っていかれました。

いい音楽を聴いたあと笑顔の花が咲く交流会
コーチ・エイ伊藤守取締役ファウンダーらに今年のメンバーを紹介
今年のTシャツも好評です。背中には今年のツアー予定がプリント

日本では他にも、ハーバード・クラブ・オブ・ジャパン(HCJ)などいくつものステージで歌声を披露した後、6月12日には次の公演の地・上海に旅立ちました。

〈クラフトビールダイニング SCHMATZ(銀座松竹スクエア)〉では6日と8日の2回開催。店の共同オーナーがクロコディロスのドイツ公演を支援している

本後援事業は、当財団協賛会員やつながりの深い方々の活動に対して、クロコディロスという素晴らしい音楽と世界をつなげる彼らの取り組みを紹介しています。また、ハーバード大学現役学生の彼らが日本人や日本文化に触れた経験は、将来さまざまな分野で活躍するであろう際に、必ず生きるものと考えております。

クロコディロスおよびワールドツアーについては以下の公式サイトやSNSで随時紹介されます。

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