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2017年

【12月開催】シンポジウム「多元的共生社会を教育から考える」

「多元的共生社会における生涯学習を考える」第15回
講演:
苅宿俊文
青山学院大学 社会情報部教授
開催日:
2017年12月9日(土)
会場:
東京大学 福武ホールラーニングシアター

教育は社会と個人をつないでいく

現代は異文化が混在した多元社会であるが、多様性を認め合うような共生社会ではない。そこで教育を通して「多元的共生社会」を考えようというのが、今回の講演だ。苅宿先生はまず、理想も現実も「知って考える」、その機会を提供したいと言う。始めに資料映像を示しつつ、情報化社会による個人の分断や自己責任論といった問題を提起。コメニウスやルソーの思想も紹介し、教育の歴史を確認していく。先生ご自身は、地方の小規模校でアートを活用した授業デザインに取り組まれているそうだ。最後に、「自律性とは一人で完結することではなく、いざというとき頼れる人がいるということ。そのため、誰かと一緒に何かを行う関係性的な時間を選択したほうがよい」と締めくくられた。

【6月開催】シンポジウム「一元的家族観に縛られない新しい働き方の意識を育むには」

「多元的共生社会における生涯学習を考える」第14回
講演:
白河桃子
少子化ジャーナリスト 相模女子大学客員教授
開催日:
2017年6月3日(土)
会場:
東京大学 福武ホールラーニングシアター

本気の「働き方改革」で、暮らしと社会に希望を

まずは紙おむつのCMについて話す白河さん。二つのCMのうち非難された方は「一元的家族観」、称賛された方は「多元的家族観」ではないか。同時にそれは「働き方」に対する経営者の意識の差なのだと評します。人口減の現在、その危機を止めるのは働き方であり、働く場所や時間の自由度が高ければ、暮らし方も変わってくる。経営者は長時間労働を止め、労働環境と待遇の改善に本気で取り組むべき。カギとなるのは女性。「産む」「働く」「活躍」ができる安心感のある職場は、生産性もアップする。長時間労働の是正は父親の家事・育児の参加を促し、出生率向上にもつながる。だから「働き方改革」は、労働力不足や少子化といった社会的課題を解決していく有効な手段であると、たくさんの事例を通して説明されました。

【3月開催】特設トークセッション「キャリアチェンジとしての生涯学習」

「多元的共生社会における生涯学習を考える」特設トークセッション
パネリスト:
石本めぐみ
NPOウィメンズアイ代表理事
竹村詠美
FutureEdu Tokyo Co-Founder
安永修章
Uber Japan株式会社 政府渉外・公共政策担当部長
コーディネーター:
苅宿俊文
青山学院大学社会情報学部教授
NPO法人ワークショップデザイナー推進機構理事
開催日:
2017年3月29日(水)
会場:
生涯学習開発財団会議室

若い人の生涯学習のイメージを変えていく

かつての生涯学習には、長寿時代の生きがい作り=「ライフロング」という面があったが、今は多様な生き方を若い頃から目指すために=「ライフワイド」へとその意識も変わってきています。そこで、苅宿先生にコーディネーターになっていただき、キャリアを変え今まさに活躍されている3人にお話を伺いました。東日本大震災を契機にNPOを立ち上げた石本さん。働きながら21世紀の教育について情報発信する竹村さん。アプリを使ってお店の配達を地域でシェアするシステムを運営する安永さん。3人の方から「能動的に生きるには好奇心を持つ」「今は無理をしないことも大切」など貴重なアドバイスがあり、苅宿先生からは「生涯学習は常にingであること」との言葉をいただきました。

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